新卒が入ることで先輩社員が育つ

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部下のいない管理職は何を管理し何を見ているか:日経ビジネスオンライン

前述の金融関連会社の人事部長が続ける。「新卒と2年目の社員を比べると、2年目の社員は先輩らしく頼もしく見えます。新卒を指導することによって、たった1年の差だけれど、周囲から先輩として認めてもらえる。結局のところ、新卒が入ることで周囲の先輩社員が育つ効果は大きいのです。新卒がいなければ、そのチャンスが奪われてしまいます」。
 
米ゼネラル・エレクトリック(GE)のクロトンビル経営開発研究所長を務めたこともあるミシガン大学のノール・M・ティシー教授は、著書『リーダーシップ・エンジン』(東洋経済新報社)の中で、「教えるということは、リーダーとしてのあらゆる行動のコアを成す」と説いている。「教える」機会の欠如は、リーダー育成の組織力をも弱めることになりかねない。
 
一方で、久しぶりに新卒が配属された職場では、若手社員がほとんどいないことも多い。最も若い先輩が、10年上の直属の上司だったりする。本来ならば、新卒は、2、3歳年上の先輩社員に仕事の相談をしたり、職場の愚痴を聞いてもらったりするのだが、そういう相手が職場におらず、放っておかれてしまう。

それは私のことです。

入社して配属されたら、一番若い先輩でも9歳上でした。 自分のあとに新卒で入ってきた人は年上だったし。 そうこうしているうちに、バブル崩壊で新卒が入ってこなくなりました。
結局、10年近く「最年少」のタイトルを保持しました。

おかげでいまだに「末っ子」感覚が抜けません。 元々リーダー気質じゃないのでいいんですが。