ダイハツ、排熱回収し燃費向上-次世代軽向けパワートレーン開発プロ立ち上げ:日刊工業新聞
ダイハツ工業は次世代軽自動車のパワートレーン開発プロジェクトを立ち上げた。レシプロエンジンの排熱を回収し、熱エネルギー変換効率を高めて燃費を向上する。開発成果は早ければ2010年に投入する新車に反映させる。15年燃費規制は、排熱を有効利用した新型エンジンの投入などでクリアする。白水宏典会長が指揮を執る。
ダイハツは親会社であるトヨタ自動車系の部品メーカーも巻き込み、エンジンルームの機能見直しを進めている。エアコンやラジエーターなどの連携の効率化を進め、エンジンや変速機、電気系統などをコンパクト化する。その上で省エネルギーの機器配置設計に取り組む。大気に放出しているエンジン排熱の回収も視野に入れる。現行エンジンの熱エネルギー変換効率は約15%にとどまる。そこで、無駄になっている排熱を駆動力に変換する技術を目指す。
本当に実用レベルで自動車の「排熱を駆動力に変換」できたら、ノーベル賞並みに画期的だけどね。
2010年投入ということは、もうR段階は終わってD段階ということでしょうか? どんな仕組みなのか楽しみですね。