「残業バカ一代」を「日本の強み」にしてはいけない: 29歳の働く君へ～いまからでも遅くない！ : J-CAST会社ウォッチ
現在、不況で残業禁止としている会社も多いが、採用抑制などで長期的にはむしろ残業は増えるのではないか。現状の正社員雇用制度にメスを入れないまま、派遣の規制強化だけをやったら、企業はさらに人手を絞り込むだろうから、なお一層、正社員の長時間労働には拍車がかかるだろう。いやあ、他人事ながら怖い怖い。特に働き盛りの30代は、今から生命保険にでも入っておくといい。
労働基準監督署がウルサイので、サービス残業もあまりさせられないですから、景気回復局面で残業が増えるのは確実でしょう。 でもみんな残業したくないのかな？
自分もサービス残業なんてしたくありませんけどね。
残業禁止で収入が減って、困っている人も多いと思います（副業を容認した会社もありましたが）。 それでいて業務量は減ってないので、単位時間当たりの負荷が増えるとかね。 それだったら、残業して少しでも収入が増える方がいいと考える人が多いと思います。
「欧州ではワークシェアで労働時間が減ったぶん、家族と過ごす時間が増えてハッピー」みたいに紹介されることが多いですが、社会全体の在りようを無視してそこだけ語っても仕方ないだろうと思います。 そんなによければ北欧に住めば？
ところで自動車業界でもそろそろ休日出勤を復活させるところが出てきました。
＜トヨタ＞休日出勤を再開 国内３工場、プリウスなど増産（毎日新聞） - Yahoo!ニュース
トヨタ自動車は２７日、ハイブリッド車の新型プリウスなどを生産する国内３工場で、７月から休日出勤を再開すると明らかにした。国内工場の休日出勤は、減産が本格化した昨年末以来。
再開するのはプリウスを生産する堤工場（愛知県豊田市）とトヨタ車体の富士松工場（同県刈谷市）、高級ミニバンのアルファードなどを手がけるトヨタ車体いなべ工場（三重県いなべ市）。堤と富士松は７月１１日、いなべは４日と１１日を稼働日とし、８月以降も休日出勤を検討する。
プリウスが好調なトヨタだけでなく、マツダもです。
マツダ、防府工場で来月９ヵ月ぶり休日出勤｜GAZOO.com
マツダは２５日、７月に山口県の防府工場で休日出勤を１日、実施することを明らかにした。同工場は「アクセラ（海外名マツダ３）」と「アテンザ（同マツダ６）」を生産している。新型投入したアクセラの豪州での販売好調や、各国政府のスクラップインセンティブなど新車購入補助による需要増に対応する。マツダが国内完成車工場の休日出勤を行うのは昨年１０月に防府工場で実施して以来９カ月ぶり。「デミオ（同マツダ２）」などを生産する広島県の本社宇品工場では、１０カ月ぶりに残業を再開する。防府工場では６月から残業を再開している。
問題は本格的に需要が回復したとき、もう以前のように非正規雇用で対応するにも限界があるということでしょう。 いま一直化しているラインを２直に戻すことが出来ないかもしれないです。 そうすると、休日買い上げやライン残業で対応することになります。
シフト当りの人数を減らして、生産スピードを落として２直化するという方法もなくはないですが、習熟に時間が掛かるし品質に影響が出やすいので、なかなか難しいですね。
こういう悩みの方が、減産で悩むよりはまだマシですが。