スロットルケーブルがあるのは分かりましたが、もうちょっと詳細にスロットルボディを検証してみましょう。
再掲ですが、これがカブ110。
主要な部品としては
1番 16060-KWF-941 センサーセット
7番 16400-KWV-013 スロツトルボディASSY. (GQW5A A)
8番 16410-KWV-003 ボデイセット
10番 16430-KTM-D21 バルブセット,アイドルエアーコントロール
13番 16450-KVB-T01 インジェクターASSY.,フューエル
になります。
そしてこれがWave110iのスロットルボディです。
1番 16016-KWB-601 SCREW SET
2番 16060-GEY-642 SENSOR SET
9番 16400-KWW-601 THROTTLE BODY ASSY. (GQQ8A A)
10番 16410-KWB-603 BODY SET
11番 16450-KSS-B31 INJECTOR ASSY., FUEL
似ていますが、別物のようです。
大きな違いはカブ110ではアイドルエアがバルブ(10番 KTMはWave125S)でコントロールされているのに対し、Wave110iでは昔ながらのエアスクリュー(1番)であること。
細かく見ていくと、カブ110のインジェクターはタイの Click (KVB 110ccのAT)からの流用です。 Wave110iのインジェクターは、 ブラジルのカブ BiZ125(KSS)と共通です。 サイズはWave110iの方が大きいかもしれません。
ちなみにClickもアイドルエア調整はスクリュー式ですが、リード110(GFM)はバルブ式です。
センサーAssy.も、カブ110がCBF125(KWF)からの流用であるのに対し、Wave110iはなんとApe50FI(GEY)からの流用です。 面白いですね。
CBF125とはこんなバイクです。
スロットルボディに関して、カブ110とWave110iとでどちらがパワーが出るのかはわかりません。 スロットルボア径もわかりませんし。 ただアイドルエアの制御やインジェクターやセンサーの違いがあるので、ポン付けで交換という訳にはいかないでしょう。 PGM-FIユニットについても同じだろうと思います。