マツダの4─6月期、販売減と円高で279億円の営業赤字(ロイター) - Yahoo!ニュース
マツダが30日発表した2009年4─6月期の連結決算は、営業損益が279億円の赤字(前年同期は282億円の黒字)だった。販売減と円高が響いたが、経費削減で赤字幅は1─3月期の649億円から縮小した。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト6人の予測平均値は345億円の赤字だった。
会見した尾崎清CFO(最高財務責任者)は「下期の営業黒字化に向けて順調なスタートを切れた」と語った。固定費の削減や在庫調整などが予定通り進んだという。
国内だとピンときませんが、マツダの業績はアクセラに掛かっています(特に欧州、中国)。
【決算】マツダ,赤字幅が2008年第4四半期より369億円縮小 - 産業動向 - Tech-On!
ただし通期の見通しは変更せず,500億円の営業損失を見込む。「為替の変動が依然として不透明なことに加えて,特に欧州の需要が見えない」(マツダ 代表取締役 専務執行役員兼CFOの尾崎清氏)ためである(図1)。例えばドイツでは,需要を下支えしている「政府によるインセンティブの予算が10月ごろになくなる」(尾崎氏)可能性がある。加えて,インセンティブ終了後の反動も大きな懸念材料とみる。ドイツではインセンティブの影響で現在,価格破壊が起きている状況にあるからだ。「140~150万円の車両が60万円で売られている」(同氏)場合もあるという。この状況下でインセンティブが終了すると,車両価格の上昇を補うために「政府インセンティブが,メーカー・インセンティブ」(同氏)に移り変わるかもしれない。
欧州の底はまだ見えないよね。 北米より谷が深いかもしれんよ。
一方、三菱も同じくらいの営業赤字だそうです。
三菱自の4─6月期、販売減で296億円の営業赤字に(ロイター) - Yahoo!ニュース
三菱自動車工業が30日発表した2009年4─6月期の連結決算は、営業損益が296億円の赤字(前年同期は98億円の黒字)だった。自動車販売の落ち込みが響いたが、会見した青砥修一取締役は「おおむね年間計画の線上に収まった」と語った。
10年3月期の業績予想は、従来計画の営業黒字300億円を据え置いた。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト3人の予測平均値54億円を449.4%上回った。
1QTRで300億円近い営業赤字が出て、2QTRでも黒字転換はかなり難しそうです。
【決算】三菱自動車の2009年度第1四半期は赤字も通期黒字確保に向けて「想定通りに推移」 - クルマ - Tech-On!
同社が2009年4月27日に発表済みの業績見通しによれば,2009年度上期は350億円の営業損失となっており,第1四半期段階での営業赤字は想定通りだという。(中略)
この想定通りに推移すれば,第2四半期は50億円前後の営業損失と見込んでいることになる。第1四半期と第2四半期で販売台数がほぼ同数であるにもかかわらず,赤字額が大幅に減少する理由は,在庫調整の進ちょくにある。第1四半期は8~9万台の在庫調整を進めていたため,小売りと卸売りの台数にかい離があったが,第2四半期では在庫調整が2万台程度で済むことから,収益状況が改善する見込みだという。
ということは、下期だけで650億円の営業黒字を見込んでいる訳ですね。 相当にハードルが高いとおもうんですが、よっぽどの自信があるんでしょうね。 何か隠し球があるのかな?