志賀日産COO、「EVはニッチにさせない」 | Response.
日産自動車の志賀俊之COOは27日、2010年末の投入を目指して開発中の電気自動車(EV)について「(環境性能に優れただけの)ニッチではいけない。自動車メーカーとして本格普及させるよう技術やコストに挑戦したい」と述べた。
同日、神奈川県横須賀市の同社試乗施設で開いたEV実験車両の発表会に出席、記者団に語った。志賀COOはニッチ商品にとどまらせないためには、ユーザーに「走行費用の優位性などを総合的に判断してバリューを認めてもらうこと」と強調した。
日産は来年末に、まず日米でEVを発売、2012年に世界レベルでの量産に入る計画。コスト低減などEVの課題について志賀COOは、ここ2年程度は「助走期間ともなる」とした。
12年の世界的な量産段階までには、コストについても十分な競争力をもたせるよう技術開発を加速させるというものだ。
助走期間がたったの2年というのがすごいですね。 その後は垂直立ち上げなんでしょうか?
日産、2010年度に発売予定の電気自動車用プラットフォームを公開 - クルマ - Tech-On!
Liイオン2次電池は4セルを1モジュールとしたラミネート型を合計48モジュール積む。電池はモジュール内で2直列、2並列としてあり、モジュール単体では電圧7.2V程度になる。これが48個分直列に並び、平均電圧は345V。容量は24kWh。電池の積み方は後席下に24モジュールを立てて並べ、後席足元および前席下に残りの24モジュールを平たく積んでいる。電池モジュールは鋼製のフレームに固定され、下側から床下に組み付けている。
搭載するモータは永久磁石式で出力80kW、最大トルク280N・m。航続距離はLA4モードで160km以上という。新プラットフォームを使った実験車両は「ティーダ」のアッパーボディを被せたもので「EV-11」と呼ぶ。昨年公開した実験車両は旧型「キューブ」ベースの「EV-02」であったが、それよりも9世代新しいことになる。日産では1年間に2、3台のペースで仕様を変えた実験車両を作っているという。
構造的には、バッテリー交換し易そうな構造ですね。
でもあんまり日産が自信満々だったから、「アイ・ミーブ」に比べて何か先進的な独自技術があるのかと思ったと思ったんですが、電池の容量が大きいだけみたいです。