三菱自、ロシア新工場での生産2割減-市場縮小で計画見直し:日刊工業新聞
三菱自動車は2011年度に稼働するロシア新工場の生産台数を下方修正する。当初は年間16万台での生産開始を計画していたが、これを2割減らす。現地の新車市場が計画策定時から大幅に縮小したのが理由。ロシアでの同社の新車販売は今年5月に前年同期比71%減と大きく落ち込んだ。当面は低調な販売が続くとみており、計画の見直しを決めた。
三菱自は仏プジョー・シトロエングループ(PSA)とロシアで合弁工場を建設している。三菱自がスポーツ多目的車(SUV)「アウトランダー」を年間5万台、PSAが中型乗用車を同11万台生産する計画だった。
ロシア市場は昨秋の金融危機の影響が色濃く、市場の縮小が続いてい る。このため今年2月には操業開始時期を5カ月延期する方針を明らかにしていた。
また11年の本格立ち上げに先立ち、日本からほぼ完成車の状態で車体を持ち込む、セミノックダウン方式で10年10月に生産を始める。
PSAの方が多いんだね、生産台数。
合弁だとリスクが分散できる反面、ネッドカーやNUMMIのように相手が撤退しちゃうと大変なんだけどね。