日本の失業率は実は9%台?

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J-CASTニュース : 日本の失業率、実は米国並みの9%?

野口教授は、日本の失業率が低く見えるのは「雇用調整助成金があるためだ」と指摘する。「雇用調整助成金で企業内失業となっている人を失業とカウントすれば、9%を超えて米国と大差がなくなります」と話す。
 
雇用調整助成金とは、景気変動や金融危機などの理由で収益が悪化し、事業の縮小を余儀なくされた企業が、従業員の一時休業や、出向させる際に、事業主が支払う休業手当や賃金の一部を国が助成する制度。厚労省は「企業努力に対する助成です」と説明する。
 
本当は解雇したいのだけれど、企業になんとか踏みとどまってもらって、失業者を増やさないようにしているというわけだ。

バブルが崩壊したときも、企業内失業者は多かったよ。 別に目新しい話じゃない。
日本企業の非効率性とか、人材の流動性が悪いとか言われたけど、せっかく育てた社員を辞めさせたくはないのは企業側も同じ。 短期間なら景気(需要)が戻るまで助成金で耐え忍ぶということです。

ただ、正社員以外の人からすれば、「そういう社員を切らないから、自分たちが職に付くチャンスが回ってこない」と思うでしょうね。