Car Watch 「スマートグリッド・カンファレンス」リポート
その上で、具体的にどのように実現していくかということについて、液晶パネルの普及がブラウン管のテレビを置き換えるのではなく、まずはノートPC用として普及したことを例に挙げ「電気自動車も同じでまずはニッチなセグメントから攻めていき、その後より大きな市場に打って出るといった戦略が重要だ」(三村氏)と言い、小さなことから始め、その後インフラをより充実させていくという方向性を考えていると説明した。(中略)
今後はまず電気自動車のタクシーを5台程度都内で実際に走らせて路上での運用テストを行い、その後、試験台数などを増やしていき、より多くのタクシーで実験していくことになると言う。なぜタクシーからなのかと言えば、「タクシーは走っているエリアが限定されているためインフラ整備のテストに優れている。また、タクシーの運転手は交代するものの、車体そのものは走り続けている。このため、全体の車の数からすれば少ないが、タクシーを電気自動車とする環境への貢献度は非常に高い」(三村氏)とのことで、まずは効果の大きいタクシーで実証し、その4、5年後というレンジで実際に一般消費者向けの車にというのがベタープレイスが描くロードマップだ。
液晶の話はわかりやすい例えですね。 液晶がプラズマを駆逐したように、EVはハイブリッドに勝てるでしょうか?
日産もタクシー専用車から開発した方がよかったんじゃないの?
ただ、もしも国内でEVを5万台売った場合、1台あたり補助金を100万円つけると、500億円が必要となります。
日産が言うように2020年にEVのシェアが10%になるなら、年間50万台くらい売れるわけですから、5000億円ですね。 これは当然、税金から出すわけです。
日産、電気自動車「リーフ」初公開、ゴーン社長「ガソリン車より低コスト」 - 日本経済新聞
カルロス・ゴーン社長は「(EVのトータルコストは)ガソリン車より割安になる」と強調し、販売拡大に強い意欲を示した。
もしそうであるなら、早めに補助金を打ち切るべきでしょうね。
一方で、ガソリンや軽油には揮発油税が掛けられており、道路財源になっていますが、電気料金にはこのような税金は掛けられていません。 つまりEVが増えて揮発油の消費が減れば、道路財源も減少します。 そのEVは、重たいバッテリーを積んでいて、道路への攻撃性は高いというのに。