米国、30億ドルのエコカー助成制度の是非:日経ビジネスオンライン
2008年の米国のガソリン消費量は約1380億ガロン。5600万ガロンを削減できたとしても全体では0.04%減少するに過ぎない。また、自動車の二酸化炭素(CO2)排出量はガソリン消費量に正比例するため、温室効果ガスの排出量も0.04%しか削減できないことになる。
車全体の平均燃費で見ても、買い替え助成制度の効果は取るに足らない。米国の車の総登録台数は2億5400万台にも上り、たかだか25万台の新車の燃費が向上したところでその影響は微々たるものだ。米カリフォルニア大学バークレー校グローバルメトロポリタン研究センターのプロジェクト科学者で、燃費問題を研究しているリー・シッパー氏は、「とても現状を変えるほどの規模ではない」と指摘する。
「エコ」は財政出動のための大義名分にすぎませんから。 それでも箱モノを作るよりかはいいでしょう。