「電気自動車に充電インフラは必要か」(09/08/18) | NIKKEI NET 日経Ecolomy:連載コラム - 2012年次世代車爆発――生き残るメーカーは(舘内端)
たいへん興味深いのは、2基の急速充電器はほとんど使われなかったということです。私たちは、急速充電器で充電できたから、たくさん電気を使って営業所に戻ってきたのだと思いがちですが、実際にはそうではなかったのです。つまり、急速充電器は、安心して電気自動車を運転できる精神安定剤として作用したということなのです。
電気自動車社会を知らない私たちは、使い慣れている内燃機関自動車の燃料供給インフラを参考にしがちです。確かに内燃機関自動車は、ガソリンスタンドでなければ燃料を補給できません。そこで、電気自動車にもそうしたインフラが必要だと考えてしまうのでしょう。しかし、電気自動車は家庭のコンセントからも、コンビニのコンセントからも、他家のコンセントからも、了解さえもらえれば充電できるのです。考え方によっては、内燃機関自動車よりもずっと燃料の補給(充電)が便利なのです。
その通りだと思いますが、それでも無ければ心配だろうと思います。
それに
例えば勤務先からの帰路に寄り道をして、あと10キロメートルほど航続距離に余裕があると安心できるといった場合、コンビニの200ボルトのコンセントが借りられれば、上記のように25分ほどで完了です。
充電のために、コンビニで足止めなんてカンベンしてもらいたいものです。
結局は、自宅を中心にしてバッテリー容量で行けるところまでしか行かないでしょうね。