デブと下流の危険な相関関係

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三浦 展激白!なぜ下流おじさんほど、『デブ』になるのか | 達人のテクニック

私がつねづね指摘しているように、下流は人生全般に対する意欲が薄い。働いたり、勉強したり、結婚したりするエネルギーに乏しい。簡単に言えば、「下流は面倒くさがり」なのだ。だからこまめに体を動かしたり、自分で買い物をして、素材から料理したりすることを嫌う。したがって、ハイカロリーなわりに栄養価の低いファストフードや、コンビニ食ばかり食べる。面倒くささが高じると、食卓で箸を使うことすら億劫になり、パソコンや携帯を操作しながら片手でパンやおにぎりをかじる。しかしこれはまだいいほうで、お菓子の類を食事代わりにすることも珍しくない。当然、こんなものでは満腹感が得られない。そこで必然的に間食が増える。そしてますます太っていくという悪循環なのだ。
 
しかし太ったところで、彼らに「なんとかしなきゃ」という危機感は薄い。つまりダイエットをするのも面倒くさい。それでますます太るというわけだ。
 
ある看護師さんの話によると、「下流の患者ほど病気になっても治そうとしない」という。健康は、よりよい人生を送るための基本である。ところがその意識が低いということは、極端に言えば、「別にいつ死んだってかまわない」という投げやりな気持ちが潜んでいるとも考えられる。もしそうだとしたら、彼らにとって、標準体重をオーバーするくらいのことは、たいした問題ではないのだろう。

体型というのは、個性として認めてあげていいと思うけどな。