期間工は消耗品

「底打ち」の実相:/1 経営復調、戻らぬ雇用 - 毎日jp(毎日新聞)

「輸出向けの生産が持ち直してきた。組み立てラインを2交代制に戻すから、工場に戻らないか」。6月中旬、三菱自動車水島製作所(岡山県倉敷市)の元期間工、塩谷孝さん(46)=仮名=の携帯電話に、懇意にしていた作業長から突然誘いの連絡が入った。(中略)
 
塩谷さんはなじみの作業長の声を聞いて心を動かされたが、「考えさせてください」と返事を保留して電話を切った。よほど人手が足りないのか、8月にも復職の誘いがあったが、「どうせ数カ月契約の期間工」と思うと、安定した正社員を望む気持ちから「はい」と言えず、また保留した。「忙しい時はかき集め、暇になればお払い箱。おれたちは消耗品なのか……」。やりきれない思いは消えない。

三菱自は別として、メーカー側が期間従業員の採用復活に二の足を踏むように、応募する方も素直に「じゃあ、またやります」とは言えないよね。

でも期間従業員は、元々が農閑期の出稼ぎ者だったり、短期でお金を稼ぎたい人のための働き口だったんです。 それが恒常的、半固定的に雇用されるようになったのが問題なんですよね。 まあ、好況時には募集してもなかなか集まらないので、メーカーだけが悪い訳ではないのですが。

期間従業員がテンポラリな存在であることは事実であって、消耗品かと言われたらそのとおりなんでしょうね。
それでもいいからとりあえずお金を稼いで、次にやりたいことへ向かいたいという人は、応募すればいいんじゃないかな。