エコカーの“優秀な燃費”を巡る難問

エコカーの“優秀な燃費”を巡る難問:日経ビジネスオンライン

電気が動力源として脚光を浴びるようになった今、MPG(1ガロン当たりの走行マイル数、1MPG=0.425km/L)の信頼性は大きく揺らいでいる。(中略)
 
1マイル当たりのエネルギー使用量を測定するという方法もある。だがその場合、電力をガソリンに、ガソリンを電力に換算しなくてはならないとホール氏は言う。また、そうした数字の意味を消費者に周知させることも必要となり、自動車メーカーと連邦当局にとって、かなり手間のかかる作業となる。 (中略)
 
米政府は既に、電気自動車の燃費の基準値を設定している。規制当局が、企業平均燃費(CAFE)規制に基づき、計算上割り当てている数字だ。 (中略)
 
リーフの驚異的なMPG値は、CAFEを測定する米高速道路交通安全局(NHTSA)の職員や自動車会社のコンプライアンス担当者にとっては、重要な意味を持つだろう。だが、様々な車種や技術の性能を比較しようとしている消費者にとっては、大して役に立たない数字だ。

1km当りのCO2排出量だって、国によって発電のエネルギーミックスが異なるので、世界的に統一した基準にはなり得ません。

理論的に考えると、そのクルマがある走行モードに従って単位走行距離を走る場合に必要な理論仕事量と、実際に消費したエネルギーを比較するのがベストなんでしょう。 エネルギーの大小とその効率の両方で、クルマの比較をするわけです。 ちょっと分かりにくいですが...