川崎重工、二輪の国内生産縮小…タイに移管 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
川崎重工業は22日、中・大型二輪車の生産を2010年度以降、段階的に人件費が安いタイ工場に移管し、国内生産を縮小する方針を固めた。(中略)
金融危機の打撃を受けた2008年度の生産台数は明石工場が約15万台、タイが約11万台だった。09年度も中・大型車の主力市場である日米欧の需要回復は見込めないため、明石の生産は約10万台に減らす。
一方、タイ工場は09年度も前年度並みの生産台数とし、10年度以降は、排気量651cc以上の大型車生産を開始し、中型車の生産も増やす方針だ。
明石工場は一部の高級大型車の生産を続けるが、規模は縮小する。高級大型車に使うタイ製部品も増やし、コストを引き下げる。
フラッグシップを移管しないのは、生産台数が限られるので、移管に掛かる費用がペイしないからじゃないかな?
そうは言っても、イメージリーダーだから止められないしね。
川重、2輪車300人を削減-配置転換や他メーカー派遣:日刊工業新聞
川崎重工業は26日、2輪車事業にかかわる汎用機カンパニーの人員削減に入ったことを明らかにした。固定費削減による収益確保と雇用維持が狙い。同カンパニーに所属する正社員約2400人のうち300人程度が対象。資本関係のない他のメーカーへの応援派遣のほか、自社内にある鉄道車両やガスタービンを製造する他のカンパニーに配置転換する。対象は明石工場(兵庫県明石市)にいる生産現場の約200人と設計や管理のスタッフ部門約100人。
生産現場の200人中、30代が中心の100人を、7月から順次、関東地区にあるメーカーの工場に応援派遣として出向させている。メーカー名は明らかにしていないが、すでに半数程度は派遣済みと見られる。2010年3月までを派遣期間とし、その後は元の所属部門に戻す計画。
国内生産を縮小すれば、当然人員にも手をつける必要があります。
短期的には応援という形で対処するんでしょうが、恒久的には配置転換や自然減を補充せず減らしていくのかな。