NIKKEI NET(日経ネット):藤井財務相、人為的な為替政策採らず 88円台「異常ではない」
藤井裕久財務相は28日午前、通貨政策について「人為的な為替安政策はおかしい」と述べ、円売り・ドル買い介入に否定的な考えを示した。急激な相場変動など異常な動きには断固とした対応を取るとしつつ、外国為替市場で一時1ドル=88円台前半まで上昇した円相場に関しては「トレンドは異常でも何でもない」と指摘。「(望ましい)水準は言うべきではない」とも述べた。都内で記者団に語った。
輸出企業の悲鳴が聞こえてきそう。
もしかしたら、製造業の国内空洞化でCO2排出量25%減を達成しようとしているのかもしれませんね。
NIKKEI NET(日経ネット):円高、戦略転換を迫る 自動車や小売り
「(新興国で稼いだ利益が)一瞬にして削られかねない」。日産自動車の幹部は、円高への危機感を隠さない。対ドルで1円の円高は年間110億円の減益要因になる。仮に今後、1ドル=88円台で推移すれば下期だけで400億円近い利益が吹き飛ぶ計算だ。トヨタ自動車やホンダなど主要7社の影響額を単純合計すると1000億円近い減益要因になる。
輸出自体は減っているのでいいんですが、海外で稼いだ利益を国内に還流させようとしても、これじゃ大損になってしまいます。 とはいえ、どこも国内単独では赤字なんで、送金せざるをえないし。
というわけで、円高で国内事業のリストラが進みそうです。