NIKKEI NET(日経ネット):企業業績下振れ、円高で懸念増大 自動車など90~95円想定
円相場が1ドル=90円を突破したことで、株式市場などで企業業績の悪化懸念が強まる公算が大きい。輸出関連の代表である自動車や電機の想定為替レートは、1ドル=90~95円に集中している。円高は輸出採算の悪化を通じて、なお回復の足取りが鈍い企業業績の下振れ要因になりかねない。
円高の影響が最も大きいのが自動車業界。対ドルで1円の円高が進めば、トヨタ自動車とホンダの年間営業損益をそれぞれ250億円、120億円押し下げる見通し。追加のコスト削減が迫られる可能性もある。
景気という点では、少なくとも1年くらいの間は確実に悪くなるでしょうね。 もし通期で1ドル85円くらいになると、黒字の自動車メーカーはなくなりそうだし。