Bloomberg/再建猶予2年 不眠不休 クライスラーCEO、新モデル急ぐ - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE
新生クライスラー株式のうちフィアットの持ち分は20%だ。ガソリン1ガロン当たり40マイル走る燃費効率のよい自動車を米国内で製造するなどの条件を達成すれば、35%まで持ち分を引き上げることができる。 (中略)
フィアットはクライスラーへの出資に際して現金資本を一切投入しておらず、財務諸表上にもクライスラーへの出資をゼロと記載。これはクライスラーで損失が生じても計上しないことを意味する。その代わりに100万ドルに相当するエンジンやトランスミッション、車のデザインをクライスラーへ提供している。(中略)
同氏は「クライスラーが今後数年の間、現金を生み出せるとは到底思えない。フィアットは早晩、クライスラーに現金資本を投入せざるを得なくなるだろう」との見方を示した。
100万ドルってことは、1億円の現物支給でクライスラーの株式20%を取得したということですね。
破産申請とレガシーコスト見直しで、資金流出の止血は終わっているので、2年と言わず3年は持ちこたえるんじゃないでしょうか? それでも厳しいことに変わりはないですが。
フィアットの製品や技術、デザインが本当に米国でウケるなら、いま現在すでに売れていてもよいハズです。 販売網の問題だけでなく、イタ車がメジャーになれるとは思えません。
クライスラーが復活するためには、やはり「クライスラーらしい、良いクルマ」が必要です。 3年の間に、たった1つでいいのでそんなクルマを生み出せたら、クライスラーは生き残れるんじゃないでしょうか?