例えば週末に家族から「どこか連れて行け」とせがまれたお父さん。暇つぶしもかねてショッピングモールに行くと、展示会場で「クルマが逆さになる」「エアバッグが体験できる」と宣伝されていれば思わず顔を出したくなるだろう。何と言ってもこれらのイベントはすべて無料。まさに暇を持て余した週末のお父さんには“ストライク”な企画なのだ。
東風日産の狙いはまさにそこにある。クルマを移動手段としか考えていない人ならば、3万元(約40万円、1元=13.5円で換算)も出せば買える中国国産車で十分と考えるかもしれない。とりわけクルマをよく知らない人に対して日本車の品質や機能の高さを知ってもらうためには、まずクルマに触ってもらわなければならない。 (中略)
イベントは日産車を来場客に売り込む絶好の機会ともなる。会場には現在販売している車種はきっちりすべて展示してあるので、イベントは新車即売会としての機能も併せ持つ。実際に1回のイベントで平均60台がその場で売れると言う。
効果はイベント当日だけで終わらない。この日イベントを開催した東風日産吉泰店の王総経理は「イベントをやった月は平均して6割程度は販売台数が伸びる」と語る。
このイベントのことは以前から知っていましたが、ここまで詳しいルポは初めて読みました。
見て、触って、体感できるというのがいいのでしょう。 CMなどの広告を打つよりも、はるかに効果的ですね。
2番煎じなどと言われるのを恐れずに、トヨタやホンダも対案を考えた方がいいですね。