川崎重工業は中高級2輪車でインド市場に参入する。技術供与先の現地2輪メーカーのバジャージオートに排気量250ccのスポーツ車「ニンジャ250R」の組み立てと販売を委託し2010年から本格販売する。年間販売目標は1000台。品質管理を徹底するため6人の生産担当者をバジャージに派遣した。現地は小排気量の低価格車が中心だが、所得上昇を見据えホンダなど大手は高級車市場形成を模索している。川重は世界戦略車のニンジャをテコに、ブランド定着を図る。
川重はニンジャを生産しているタイ工場(ラヨン)から、バジャージオートに部品を供給する。バジャージは川重の生産管理支援を受け10月にノックダウン(現地組み立て)生産を始めた。バジャージは現在、小排気量の低価格車を中心に生産販売している。同社はニンジャを品ぞろえに加え、経済発展で増加する中所得層以上の顧客を取り込む。
成長市場の新興国向け商品を持ってないのがツライよね。
ホンダなどの中大型市場への取り組みは、市場が広がることによりカワサキにも恩恵があるかもしれません。