asahi.com(朝日新聞社):ドバイ・ショックで円急騰 政府系企業の資金繰り悪化 - ビジネス・経済
27日の東京金融市場では、円相場が対ドル、ユーロとも急騰し、それぞれ一時1ドル=84円台、1ユーロ=126円台を付けた。対ドルで95年7月以来となる円高水準が日本経済に及ぼす悪影響を嫌気して、日経平均株価は一時、今年7月以来の9100円台まで下落し、長期金利も急低下した。アラブ首長国連邦(UAE)の政府系企業の資金繰り問題をきっかけに、これまでの円高ドル安基調に加えて、主要通貨に対しても円が買われた。(中略)
ドバイ政府の要請は、一定の期間、期限が来た融資について返済を待ってもらうもの。債務不履行(デフォルト)には至らないものの、債権者にとっては不利益になる。債権者が一斉に資金を引き揚げるような事態にならないようにした上で、リストラ案を作る。経営不振に陥った企業で行われる手法だ。ただ、ドバイワールドは政府系企業で、債権者の信用が高かっただけに、市場に広がった衝撃は大きい。
「一時的に停滞しただけで大丈夫」という説明でしたが、やはり資金がショートしちゃうとどうしようもないよね。
ドバイに貸し込んでいる欧州への不安から、ユーロを売って円に逃避する動きが加速しているようです。
NIKKEI NET(日経ネット):円、独歩高の様相に 欧州・新興国経済にも不安感台頭
27日早朝、円相場は前日の東京市場でつけた高値の86円29銭を割り込むと、損失確定のドル売りを巻き込みながら一気に84円台まで上昇。1995年7月上旬以来の高値を付けた。低金利のドルを売って外国通貨や金などを買う「ドルキャリー取引」が勢いを増している。
実態は米国より悪いという話もある欧州の景気はさらに悪化するかもしれませんね。 そして日本も。