【プリウス プラグインHV 発表】バッテリーを減らさなければ | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)
そのバッテリーパックの容量は、ある意味意外なものであった。使用されているパナソニック製のリチウムイオン電池セルは、性能を大きく左右する電極材料にニッケル酸リチウムという材料が使われている。この材料は電気自動車で広く使われるマンガン酸リチウムよりエネルギー密度で有利とされるものだが、バッテリーパックの重量120kgに対して蓄えられる電力量が5.2kWhというのはいかにも少なく、謎である。セル重量同士での比較ではないが、三菱『i-MiEV』や日産『リーフ』などのEVのバッテリーパック重量はおおむね100kgあたり8kWhとなっている。
ハイブリッドカーの場合、少ないバッテリー量で高出力を得るために、バッテリーの能力を重量や体積あたりの蓄電能力を示すエネルギー密度だけでなく、同じ量でより強力な出力を発生させる出力密度により多く振り向ける必要がある。
トヨタはバッテリーの詳細なスペックについては明らかにしておらず、仕様についても最適化を考慮して策定したと述べるにとどまる。あくまで推測だが、プラグインハイブリッドも同様の制御が必要であるとすれば、何らかの技術革新がなければ、EV走行距離を短縮しても、バッテリー搭載量はそれに比例して削減できるとは限らないという事情があるのかもしれない。
なるほどね。 じゃあモーターのみで駆動する、シリーズ型ハイブリッドはどうなんだろう?