ガラス毛細管で水素吸蔵

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
  • ハッシュタグ:

水素貯蔵に新技術、燃料電池革命が起こるか?:日経ビジネスオンライン

BAMは、毛管アレイと呼ばれる、強度が高く、薄いガラス管の束に水素を圧縮保存するC.Enの水素貯蔵技術を2年近くかけて検証し、11月25日にその評価結果を発表した。 (中略)
 
自動車業界や航空宇宙業界では、さらに大きな商機も期待できる。先進諸国では何年も前から、環境対策や輸入原油依存回避の手段として、水素燃料の燃料電池車の実用化が検討されてきた。ここ数年、独自動車大手BMW(BMW:GR)やホンダ(HMC)は、水素燃料の燃料電池車の開発に巨額の投資を行ってきた。
 
だが、水素燃料の実用化には、爆発の危険性がある水素の貯蔵容器を小型化するという課題が常につきまとう。C.Enは、水素漏れを防げる毛管アレイ技術により、この課題を克服したと主張している。
 
エリエゼル氏は、「水素貯蔵で現在主流の金属製の貯蔵容器と比べ、容量は3倍で、重量はわずか3分の1、コストもはるかに安い」と語る。

同じような技術でカーボンナノチューブによる水素吸蔵技術がありますが、ガラス毛細管でできればその方が安いでしょうね。 ガラスは放射性廃棄物の長期貯蔵に使われるくらい安定度が高いといわれる物質ですからね(実際には放射能で壊れるらしいけど)。
ガラス管で可能なら、浄水器で使われる中空糸膜でも水素の貯蔵は可能なんじゃないの?

でも燃料電池の問題は、貯蔵よりも水素をどうやって作るかにあるように思います。 FCVの航続距離は、350MPaタンクでも十分ありますからね。