「iPad」は老人でも使えるか?

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Appleイベント現地リポートまとめ(後編):ぼくらは“未完成”の「iPad」に期待しすぎていたのだろうか - ITmedia +D PC USER

iPadを初めて目にしたとき、実家の両親に触らせたらどうなるかを考えた。2人ともになかなかいい年齢に達しており、本人らも新しいことを覚えるのは苦手だと認めている。当然PCを渡しても最低限の操作しかできず、何かちょっとでもトラブルがあると私がヘルプデスクとして呼び出されることになる。
 
もし比較的シンプル化された端末で、直感で操作でき、ある程度以上のことができたらどうだろう。こうした高齢層や教育現場、そしてPCとは縁のやや薄い一般層あたりには需要があるのではないか、などと筆者はいつも考えている。いわゆるPC的な端末の家電バージョンやアプライアンスといったものだ。
 
iPadにそんなことを期待してみたが、実際にはiPadはPCコンパニオンの1つという扱いで、基本的に母艦となるデバイス(この場合はMacか Windows PC)が必要だ。データや設定はすべてPC側で保存されており、必要に応じてUSBケーブルで接続してバックアップを取ったり、データを同期したりする必要がある。一方でiPadのサイズではiPhoneにはなり得ないし、iPhone、iPad、Macの3種の神器をそろえて初めてさまざまな生活シーンに対応できるというのがAppleのメッセージだと思う。iPad的なカテゴリの製品が独立したデバイスとして存在するようになるのは、まだ先の話のようだ。

自分が欲しい製品も、まさに「年老いた親にも使えるネット端末です。
ITリテラシーのない人でも使えるような端末が、早く出てきてほしいですね。