「毒ミルク」と同列扱い「トヨタのリコール」:日経ビジネスオンライン
調べてみるとトヨタのリコールが中国で最多であるのは事実だった。トヨタは中国で販売台数が一番多いわけでもないのに、リコールの件数も対象となる台数もダントツで多い。
中国でリコール・不具合情報を提供している「中国汽車召回網」で調べてみると、情報を入手できる2004年以降だけでもトヨタは26件、134万1571台もリコールしている(2010年2月12日までの集計値、リコールに関しては以下同)。 (中略)
中国の報道も奮っている。2月11日付の広州日報には、トヨタのリコール問題と「毒ミルク事件」の原因は同じだと解説する記事が掲載された。
曰く、有害物質のメラミンを粉ミルクに混入させていた乳業メーカーもトヨタも、目先の利益を求めたために品質と安全を無視してしまった、というのだ。 (中略)
危険物質の管理さえ満足にできていない国で批判の声が高まることに内心忸怩たる思いはあるが、そこまでトヨタや日本製品に対する信頼性が低下してしまったと真摯に受け止めるべきなのかもしれない。
かつてソニーのデジカメに品質トラブルが頻発したときも、中国の当局から厳しい指導があった記憶があります。
自国ブランドの製品が信用できないからこそ、日本製品に信頼を置いているわけで、それが裏切られると過剰に反応してしまうのかもしれませんね。