「マボロシ」であって欲しい「プリウス」の真空倍力装置:日経ビジネスオンライン
「えっ、本当にあるのか…」。ちょっと信じられないのだが、トヨタの「プリウス」には真空倍力装置があるのだという。2月9日の会見のときには、言い間違いの揚げ足を取るようなことはしたくないので、反応しなかった。ところが17日の会見で改めてその話が出た。どうも本気らしい。(中略)
会見の日から6日間胸に手を当てた。やはり「溜飲」ではない。トヨタはプリウスに真空倍力装置があるのかないのか、きちんと発表していただきたい。「ない」のだとすれば、トヨタとしても、原因究明の結果を発表するまでに、どこかで訂正する必要がある。「ある」のだとすれば、それは原因に大きくかかわってくるはずだ。ここを避けていては、「ブレーキすっぽぬけ事件」の真相が分かってこない予感がするのである。
自分も「ん?」と思いましたが、現行プリウスは他のガソリン車との部品共用化を進めているということなので、あえて付けたのかと理解していました。
ハイブリッド車や電気自動車にとって、真空倍力装置とヒーターの動力源は頭のイタい問題ですね。
続報です。
トヨタ・リコール進捗記者会見報告(質疑応答の終盤)---ブレーキ機構のフェイルセーフは… - クルマ - Tech-On!
佐々木氏の回答
フェイルセーフ,ブレーキ,もちろんございます。プリウスでいいますと,ブレーキは2系統であります。1つは従来の油圧のブレーキ,これ真空倍力装置を使ったピストン油圧で制御するものでございますが(実際には3代目プリウスに真空倍力装置は搭載されていないことが後で確認された,Tech-On!の関連ブログ),実はこれは普段使っておりません。
普段はですね,そこの油圧を検知して,その電磁ポンプで油圧を発生させて,それをソレノイドバルブでコントロールして,お客様が期待するいいフィーリングの油圧カーブを描くという,いわゆる電磁ポンプ油圧を使ったものであります。通常はそれを使っておりますが,万が一,電磁弁が壊れますと,通常のピストン油圧の方が利くように切り替わります。それで2系統でカバーしていると。
真空倍力装置がないのなら、電動負圧ポンプがあるのかな?