米国人は「Too little, Too late」が大嫌い

米国人はなぜトヨタを叩くのか? 日本人が軽視する不信増幅の本当の理由 | News&Analysis | ダイヤモンド・オンライン

そもそも、無償改修を発表した昨年秋に遡れば、トヨタの幹部は公の場で「(トヨタは)この問題に対処できたと強い自信を持っている」と主張し、他に潜在的な問題があることを繰り返し否定していた。また、「トヨタ」ブランド部門を率いるボブ・カーターは、車両がコントロール不能になって加速してしまうのは、単に「フロアマットの不具合・ズレ」だけが原因であり、それ以外の潜在的な原因に関する噂は「根拠のない憶測」だと述べていた。
 
しかしもちろん、1月に発表されたリコールによって、さらに憶測を進めても「根拠がない」とは言えないことが証明されてしまった。

よく「戦力の漸次投入」はご法度と言いますが、情報公開においても小出しにすると不信感を与えてしまうということでしょう。
かといって、確実を期するために情報提供が遅れてしまうと、これまた非難の集中砲火を浴びてしまうのでやっかいです。

こういう問題が起きると、痛くもない腹を探られることになります。

ネット上では、トヨタの車両にまだ何か別の問題があるのではないかという議論が盛んに行われている。特に取り上げられているのは、現在のトヨタ車のエンジンを動かすために使われているコンピュータ制御システムである。こうしたデジタル機器が問題の原因であるとしても、実はこれが初めてというわけではない。
 
ここ数年間で発行された、いわゆるサービス・ビュレティン(業務公報)のなかには、トヨタの車載コンピュータシステムに関するさまざまな問題に関するディーラー向けアドバイスを含むものが多い。その一つ、2002年・2003年型「カムリ」を対象とするものは、時速38~42マイルで走行中に意図せぬ加速が生じるという顧客からの苦情があった場合には、「リフラッシュ」を行うよう勧めている(「リフラッシュ」とは、携帯電話やMP3プレイヤー、デジタルカメラといった機器に最新のソフトウェアをインストールする際に消費者が行うものと似たような操作である)。

リコールにするかどうかは、保安基準に該当するかどうかによるのですが、エンジン制御やブレーキ関係は「疑わしきはリコール」にしておいた方がいいように思います。