三菱自-プジョー 資本提携交渉打ち切り

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三菱自 資本提携見送り 出資比率 プジョーと隔たり(産経新聞) - Yahoo!ニュース

両社の共同声明によると三菱自の益子修社長とプジョーのフィリップ・バラン会長が2日、国際自動車ショーが開かれているジュネーブで会談し、資本提携交渉を打ち切ることで一致した。益子社長は「新しい資本提携先を探すことは考えていない」とし、当面、独立路線を歩む姿勢を示唆した。
 
三菱自の環境技術や新興国の事業基盤などに関心を持ったプジョーは2千億~3千億円規模を出資し、筆頭株主になる方向で検討してきた。三菱自としても外資主導による経営再建を狙ったものの、目に見える提携効果がはっきりしないことやプジョー側の出資比率をめぐり、交渉が難航。販売不振のプジョーが、2009年12月期決算で11億6100万ユーロ(約1400億円)の最終損失を計上したことも、微妙な影響を与えたもようだ。

もともと資本提携しても成功の見込みがなかったんだから、お互いによかったんじゃないの?

仏プジョーとの資本提携破談、優先株めぐる三菱側の思惑外れる(ロイター) - Yahoo!ニュース

2004年以降の経営危機で三菱自は三菱東京UFJ銀行や三菱商事<8058.T>、三菱重工業<7011.T>など三菱グループから支援を受けた結果、グループ各社が総額4000億円以上の優先株を保有しており、優先株の処遇が焦点となっている。
 
契約では2010年3月期から年間200億円の配当負担が三菱自に発生するため、三菱自の支払い能力に限界があるなかで、グループとしてもPSA側との資本提携を後押しする狙いがあった。
 
しかし、PSAにとっては、三菱自の虎の子の電気自動車(EV)、「iMiEV(アイミーブ)」に関連する技術を完全に取得出来ない限り、出資メリットは少ないとみられていた。一方、時価総額が約7000億円の三菱自について過半を出資するのは、PSAにとって高すぎるとみられ、出資交渉当初から両社の思惑の違いが伝えられていた。
 
大手国内証券のアナリストは、三菱グループにとって破談は想定外だった可能性がある、とした上で「切り札のアイミーブを自社で世界中で販売する体制を持たない三菱自は、資本提携がなくともPSAと関係を維持し、販売などを委託するのが自然」とみる。

三菱グループとしては、離婚して出戻ってきた娘がようやく片付くかと思ったら、結納前に破談になったようなものでショックでしょうね。
おそらく三菱自が利益を出すようになって、三菱グループの優先株を買い戻さない限り、他社との資本提携は難しいと思います。