経済ナビ:トヨタ、米販売40%増 値引きが奏功 信頼回復、裏付けなく - 毎日jp(毎日新聞)
トヨタの1、2月の米国新車販売は、それぞれ前年同月比15・8%減、同8・7%減と大幅に減少。アクセルペダルの不具合によるリコールや主力車種の販売停止などが響いた。一方、ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターなどはトヨタ車からの買い替えに対して1000ドルのキャッシュバックなどを実施、それぞれ大幅に販売を伸ばした。
危機感を募らせたトヨタは、3月上旬から販売促進策で対抗。かつて利益の7割をたたき出した米国は「最重要市場」(豊田社長)なだけに、再生への致命傷になりかねなかったためだ。主力8車種を対象に5年間のゼロ金利ローンやリース車の大幅値引きなど「過去最大の赤札セール」で巻き返しを図った。米調査会社エドマンズ・ドットコムによると、トヨタの3月の販促費は1台あたり2256ドルと過去最高に上ったという。(中略)
トヨタは「今回の販売促進策は短期的な措置で、持続性のある別の措置を考える」としているが、値引きという「麻薬」が切れることによる反動も予想される。トヨタはリコール問題で一部客足が遠のいた中国でも販売促進策を実施。失点につけ込みたいライバル各社との値引き競争が、2期連続の営業赤字を見込むトヨタの業績をさらに圧迫する懸念もある。
トヨタってシェアを落とすことを恥だと思っているようなところがありますからね。 シェアより利益率とは絶対言わないですから。
三菱自が10年前のリコール隠しから未だに立ち直れていないように、一度傷ついた信頼を修復するには長い年月がかかります。
3月は年度末ということで、計画通り売り切るのが大事なのはわかるのですが、インセンティブで販売を支えるといっても、ずっと続けていく訳にはいかないですからね。