ホンダ、部品調達先を世界で集約 新興国にシフト :日本経済新聞
ホンダは日本を含め16の国と地域、計25拠点で自動車を生産。部品の調達先の工場は約2200カ所あり、主にホンダの組み立て工場に近いメーカーの工場から調達している。ブレーキや内装品など部品ごとに調達工場は世界で7~8カ所に分散している。
ホンダは取引先そのものを減らすのではなく、これらの部品を製造コストの低い新興国を中心とした3~4カ所の工場から調達する方式に改める。
今年から調達担当者を各地域に配置して現地部品メーカーを調査。11年から部品ごとに取引工場の選定を始め、13年に発売するモデルから順次搭載する。調達先の集約を進めるため、モデルごとに異なる部品の性能や形状を共通化する方針だ。(中略)
ホンダの自動車生産は日本と北米、アジアなどその他地域がそれぞれ3分の1を占める。今後は中国やインドなど新興国市場が急成長し、5年後には国内生産が2割、北米とその他地域が各4割を占める見通し。市場環境の変化を受け、部品調達でも日米欧を中心とした体制から新興国に軸足を移す。
2割という国内生産が90万台なら、世界生産は450万台になります。 これはリーマンショック前に掲げていた目標と合致します。
ただ北米はインディアナがフル生産になっても、180万台の生産能力はないんじゃないかな? 北米160万台とすると、国内80万台でトータル400万台というのが現実的な気がします。