自動車メーカー各社、生産応援終了で通常体制に|GAZOO.com
自動車メーカー各社が他社から受け入れていた生産応援が、相次いで終了している。トヨタ自動車は昨夏に始めた設備メーカーからの生産応援の大半を終了した。日産自動車では、今春をめどにヤマハ発動機などから受け入れていた数百人規模の系列外出向が順次、期間満了となる。ホンダは取引先各社から約200人の生産応援を受け入れていたが、「3月で出向期間が終了し、スタッフが自社に復帰し始めている」(系列サプライヤー)という。各社が2009年度下半期に受け入れた生産応援は、取引先の経営支援や、非正規従業員を増やさずに増産を実現する“緊急避難”が狙いだった。今後は国内生産を人員面でも“巡航”モードに移し、新たな体制を模索することになる。
メーカー各社は、09年度下半期にエコカー減税や環境対応車購入補助制度の効果が本格化したことを受け、取引先各社や他メーカーから応援要員を受け入れていた。当初は補助金制度が09年度末で終了することになっていたため、10年3、4月の受注が大幅に拡大することを想定。出向期間をゴールデンウイーク前後までと計画していた。
ただ「現在は補助金の終了が9月末まで延長となったことで、足元の需要が当初の想定に比べ下回っている」(メーカー関係者)という状況。4月から6月にかけてはラインの速度を落として生産調整を検討するメーカーも出ており、生産応援の終了が若干早まったことにも影響しているという。一方、7月から9月にかけては再び需要が盛り上がるとの見方が多く、その際には期間従業員を数百人単位で採用することを検討しているメーカーもある。
どうだろう? もうエコカー減税による需要は一巡したんじゃないかと思うけどな。 もちろん期限に近づくと駆け込み需要も少しは出るだろうけど、そんなに影響はないんじゃないのかな?