国土交通省、ブレーキ優先システムやEDRの安全基準策定を本格化|GAZOO.com
同省では、自動車技術の進展や事故状況、使用実態の変化、諸外国の規制動向などに応じて、専門の検討会による基準見直しを行っている。昨年からのフロアマット、アクセルペダルに起因する事故やハイブリッド車のブレーキ不具合、電子制御スロットルの急加速への苦情など、国内外の問題を踏まえて、ブレーキ・オーバーライド・システムなどの3項目を新たな基準化項目に追加、検討に入る。
ブレーキ・オーバーライド・システムは、欧州主要メーカーと米国の一部車種に採用されている。日本では、トヨタ自動車と日産自動車が一部車種に搭載(類似システム含む)するのみで、他メーカーでは採用していない。日本の乗用車での装備率は1割程度としている。
また、EDRは、2008年に日本で技術要件(J―EDR)を策定、自動車メーカーが装着できる環境を整え、トヨタなど一部メーカーでの標準装備化も進んでいる。ただ、現状では不具合や事故に関連した情報の活用が十分でないと見ている。このため、J―EDR適合品の普及促進策とデータの活用方法などに加えて、義務付けも検討する。
なんでもそうなんですが、やはり法制化して義務付けないと、採用がなかなか進まないです。
電子制御に起因するトヨタ車の暴走が、本当にあったかどうかは別として、クルマをより安全にすることに貢献したのは確かですね。