会社とは「自分のやりたいこと」をねじ曲げるところ?

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会社とは「自分のやりたいこと」をねじ曲げるところ? : J-CAST会社ウォッチ

それによると、前川氏が就職セミナーで講演したとき、質疑応答でひとりの大学生がこんな質問をしたという。
 
「お話を聞いていると、自分のやりたいことがあっても、それをねじ曲げて会社に合わせろと言っているように聞こえます。僕はやりたいことがあります。どうしてそれをねじ曲げてまで会社に合わせないといけないのですか? それが就職というものなんですか?」
 
すると、隣の席で聞いていた40代の管理職が、突然烈火のごとく怒鳴り始めた。
 
「お前は何様だ! そんなにやりたいことがあるんだったら、就職なんてしなくていい。ひとりで会社でも作りなさい!」
 
そして前川氏が控え室に帰るときに、この管理職が来て「さっきの彼いいね」「あいつみたいな奴が部下なら、徹底的に鍛えたいな」と言ったのだそう。(中略)
 
しかし、働くことに対する自分なりのスタンスを決めかねている学生が、質疑応答の時間に講師に自分の疑問を投げかけてもよいはずだ。なのに、なぜ公衆の面前で罵倒されなければならないのか。これにはネットユーザーは黙っていない。
 
「会社のいいなりで生きてきたオヤジの地雷(を踏んだな)」
「カッとなって怒鳴りつけちゃって、さすがにマズイと思って、あとから取り繕ったんだろ。見え見えだっつうの」
「あえて怒ってみせて威圧して、最初に優劣と上下関係をハッキリさせる。そして自分の手元に置いてから『俺が育ててやる』。マインドコントロールだ」

自分もどちらかというと、この大学生みたいなタイプでしたよ。 なんで休日まで親睦会で、会社の人と付き合わなければいけないのか?とかね。

でも会社の中で自己主張するなら、「出る杭は打たれる」ことを覚悟しなくてはなりません。 公衆の面前で罵倒されたくらいでシュンとなるようでは、会社の中でやりたいことをやるなんて、到底無理でしょう。 むしろ食って掛かるように反論しないとダメですよ。

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実は噛みついてきた彼の尖っている部分を評価していたのです。骨があると思ったのでしょう。ですが、ストレートに褒めるのではなく、一度叱ってみせたのです。
 
難しいですよね、大人が何を考えているかって。大人や先輩の社会人はとにかく「自分探し」「自己実現」をあまりよくは思っていないのです。むしろ毛嫌いしている程。
 
それは、本当にやりたいことができるのが、社会人として20年くらい経って、人と組織をちゃんと動かせるようになってからだということを、自身の経験から知っているからなのです。学生に人気のある大企業なら、なおさらそうでしょう。

部下を持って仕事するようになると、意欲の大きさ=ベクトルの長さが大事だと思いますね。 ベクトルの方向性は変えられますが、意欲の大きさは本人の器で決まってしまうようです。
だからこの怒鳴った管理職の方には共感します。 若い人には分からないでしょうね。