収入激減! それで人生まで“無意味”になった?:日経ビジネスオンライン
思い返せば世間がバブル景気に浮かれ、「新人類」と冷やかされた世代が就職した頃は、「自己実現のため」に仕事があり、よく働き、よく遊ぶことがカッコイイと考えられていた。「24時間戦えますか?」というキャッチフレーズを用いたドリンク剤のCMがヒットし、「ヤンエグ」なる言葉が流行り、「5時から男」のコピーそのままに夜まで元気なビジネスマンがたくさんいた。(中略)
1980年代後半から90年初頭までに発行された週刊誌の記事を検索してみると、実に面白いことが分かる。
まず、現代のキーワードである「働き方」で記事検索を行っても、引っ掛かる記事が一つもない。つまりビジネスマンが元気だった時代には、働き方という概念が一般化されていなかったのだ。
その代わりといっては何だが、「いかに頑張って働くか?」をテーマとした記事がやたらと目立つ。(中略)
この記事に、「仕事=ストレス」という方程式はない。ドリンク剤を片手に仕事に励み、自己投資を惜しまず、仕事に押しつぶされるどころか、仕事を自らの成長の糧にしようとする雰囲気が漂っている。
自分は当時新入社員だったし工場勤務なので、全然現実感はなかったなぁ。 「遠い国のお話」という感じでみていました。
自分にとって60年代の「高度成長期」というのが、物心つく前の「歴史の1ページ」であるように、今の若い人にとっても、「バブル景気」というのは教科書で習うものであって、現実味なんてないんでしょうね。