インサイド:「日本らしさ」は今 4度目のW杯の戦い方/1 - 毎日jp(毎日新聞)
08年3月26日、W杯アジア3次予選でバーレーンに敗れたのを機に、岡田はボールを奪いにいく守備などを徹底した。協会が示した方向と監督の考えが一致した。だが、それは4年前の世界標準。日本の良さを出せば世界で勝てるのか。岡田の胸中では疑念がくすぶり続けた。
疑念を振り払えたのは、その5カ月後だ。08年8月29日、岡田は単身、メンタルトレーニングを専門とする福島大・白石豊教授(56)の研究室を訪ねた。直前の20日に、日本は親善試合でウルグアイに1-3と大敗を喫した。岡田は机を挟み、白石と組織論や目標設定の方法、闘争心の引き出し方などについて、7時間も話し合った。
その時、白石から「日本のサッカーの人は『個人技では勝てない。だから組織で勝つ』というが、本当にそうなのか」と問われた岡田は、「個ではちょっと太刀打ちできない」と答えた。それに対し白石は、織田幹雄や南部忠平の三段跳び、白石が選手時代に取り組んだ体操、北島康介の平泳ぎ、男女のバレーボールなど、日本が頂点を極めた競技・種目を例に、「世界に冠たる技を持っていた時に、日本は必ず勝っていた」と語りかけた。
「言われた時、最初はカチンときた」と岡田。しばらく黙り込んだが、「なんでオレたちは決めつけていたんだろう」と気持ちを切り替えた。翌月には当時技術委員長だった小野剛を連れて白石を訪ね、同じ話を聞かせた。
先天的なものよりも、(環境を含めて)後天的な違いだと思いますけどね。
白石豊教授が気になって調べてみたら、いくつか著作を出されているようです。
心を鍛える言葉 (生活人新書)
posted with amazlet at 10.05.12
白石 豊
日本放送出版協会
売り上げランキング: 35317
日本放送出版協会
売り上げランキング: 35317
おすすめ度の平均:
一般の社会人にもためになる「ココロ」を鍛える授業。
目から鱗
よりよい成果へ、言葉で変えることが可能!!
ちょうど会社で面談をやっている時期なので、興味があります。 さっそく注文してみました。 感想は後日。