『プレイングマネジャーの教科書』 田島 弓子(著)

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記事を書いてから、すぐに注文して読みました。
「気が弱い人ほど課長業<プレイングマネージャー>はうまくいく」というのが著者の実体験からくる主張なんですが、確かに「話をよく聞く」+「観察する」というのは大事だなと思います。

ただ随所に「営業職の女性マネージャー」らしさがプンプンしてて、かなりウザイところもあります。

部下に話しかけられて、『良い話?、悪い話?』と「さりげないフレーズ」(笑)を返すとか。 『目をキラキラさせながら、「うん、面白いね、それで?」』と相づちをうつとか。 『上司に苦言を呈するときに、「先生~」』と和らげた表現を使うとか。 そんなの出来ません。 orz

『相手の「マイブーム語」を意識的に使う』(バックトラッキングというらしい)とかは興味深いですね。 「相手の話すことをオウム返しする」というよりも、上司が好んで使うフレーズを自分も使うという意味で、職場でもやっている人をよく見ますから。 迎合しているみたいで私は好きではありませんが、同じ「言語」を使うことで話が通じやすい効果はあるのだと思います。

『どんなに忙しくても「話しかけないでオーラ」は出さない』は、自分自身が「話しかけないでオーラ」を意識して出すのが得意なので、これも同意します。 もちろん今は出していませんけどね。

この本に書いてあることで、実際に読者が使えるのはごく一部かもしれませんが、それなりに納得できる部分もあるので、買って損したと感じることは少ないでしょう。
著者がインスパイアされた、いろんな本についての情報も載ってますんで、原本に当たるガイドとしても役に立つだろうと思います。