RAYバルブから純正カッタウェイに戻したあと、暫定セッティングを施したあとは騙し騙し使ってきたのですが、ようやく気候も良くなってキャブセッティングする気になりました。
実は先週、ジェット類はそのままにニードルクリップの位置を上から4段目に変更していました。
これまで暖機が不十分だと、スロットル開け始めで力なく失速する感じがありました。 SJを大きくしたりして多少は改善されましたが完治しなかったので、スロットル開度とガソリンの供給量にミスマッチ(もっと具体的に言うと、ガソリンが少ない)があるんだろうと考えた訳です。
個人的にニードルクリップの位置は、上から3段目から動かさないで、なるべくMJやSJ、エアスクリューなどのセッティングで詰めるようにしています。 ここしばらくはずっと3段目を守ってきたのですが、これ以上はムリっぽいので変えてみたのです。
すると、スロットル開け始めから開度1/2くらいまでのリニアリティがかなり向上しました。 始動直後だけでなく、コーナーの立ち上がりなどで回転数が落ちた場合でも走りやすくなりました。 ヤセ我慢しないで、もっと早くに変えてみるべきでしたね。
これでだいぶ改善されたのですが、まだ完全ではありません。 雨が降ると、信号待ちで停まって再発進するときに、ごく軽いアフターファイアが起こるようになりました。 アイドリング付近で空燃比が濃すぎるのかもしれません。
クリップ位置を変える前も、雨天時に全開走行して急停止すると、エンストするという事象が出ていました。 もともと#45だったSJを、#50まで上げていますからね。
だったら、ニードルクリップの位置を上から5段目(つまり最下段)に変えて、その分SJを#48に落としてみたらどうか。
ついでにMJの方も#108→#105に落としました。 これは上の回り方が重い感じが気になっていたので、それを改善するためです。
始動してみるとすぐにエンジンが止まりそうだったので、アイドルストップスクリューで調整しました。 そのままセブンイレブンまで買い物に行ってみましたが、何の問題もなく走ります。
なんだか久しぶりに何の憂いもなく、気持ちよくエンジンが回っているような感じです。 実に気持ちいいです。
本当はジェットニードル(現在は36S)を変更して、クリップ位置が上から3段目でもOKになるようにするべきなんでしょうが、いずれPE26に変更するのだし、まあいいかと。
あとは朝の始動と雨天時の挙動を確認して、問題がなければいいんですけどね。