【スバルの先進安全技術】高機能化と低価格化で普及への道筋を付ける…アイサイト | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)
新型アイサイトで最も注目すべき機能は、クルマが30km/h以下での走行中、「このままだと衝突」とシステムが判断すると、急制動によって車両を停止させ、衝突を回避する「プリクラッシュブレーキ」だ。第4世代(Ver.1)ではドライバーがシステムに頼り過ぎないように、速度は落ちても最終的には止まらない、という制御だったが、新型では言わば、止められるものは止める、という方向へ一歩踏み出したものとなっている。
同様に停止まで行う自動ブレーキの採用は、2009年に日本へ導入されたボルボ『XC60』の「シティセーフティ」が先行しているが、シティセーフティで衝突回避が可能なのは15km/h以下であり、また車両後部のリフレクター等を検知する赤外線レーザーレーダーを使うなど、その目的はあくまで4輪車への追突防止に絞られている。一方アイサイトでは30km/h以下で衝突回避(衝突直前での停止)を行うほか、第4世代のADA同様に、歩行者や自転車も検知対象とするのが目立った違いだ。(中略)
新型アイサイトでは、ミリ波レーダーを併用していた第3世代はもちろんのこと、第4世代と比べてもコストを大幅に低減している。第1世代のシステム価格は 60万円あまり(他のオプション込み)だったのに比べて、現行レガシィのアイサイト搭載に要するエクストラコストは約10万円。こうした低コスト化は、新型アイサイトがABSやエアバッグのように「当たり前の装備」となる上で、最も大きな武器となるだろう。
プリクラッシュブレーキ自体は、トヨタや日産、ホンダ(CMBS)も昔からやってますが、高価だったりオプション設定車種が一部の高級車だけだったりで、ここ数年は停滞気味でした。
「自動で停止させる」というのは、大きな決断だっただろうと思います。 万一作動しなかった場合、訴訟になりますからね。 米国でも売るのかしら?
これで他のメーカーも、開発・普及に力を入れてくるといいですね。