ホンダ、四輪車生産のCO2低減が目標を大幅下回る(レスポンス) - Yahoo!ニュース
ホンダは、2009年度の環境保全取り組み実績と2010年度の目標をまとめた環境報告書「環境年次レポート2010」を発行した。
レポートによると、2006年に公表した「2010年世界CO2低減目標」に対する2009年度実績として、四輪車生産時のCO2排出削減量は、2000 年度対比で台当たり10%低減の目標に対して実績は2.3%低減にとどまった。製品はg/km当たり10%低減目標に対して実績は12.6%低減となり、目標を上回った。
二輪車の生産は20%低減目標に対して実績は47.1%低減し、目標を大幅に上回った。製品は10%低減目標に対して実績は14.4%低減となり、これも目標を上回った。
二輪のCO2が減ったのは、国内生産台数が70万台から18万台まで落ちたからなんでしょうね。
同社は06年に制定した世界でのCO2削減目標に沿い、四輪車生産でも生産1台当たりのCO2排出量を00年度比で10%削減する目標を掲げている。08年度までは削減が進んだものの、リーマンショック後の生産台数の落ち込みで09年度の排出量実績は前年度比で2・6%増加した。足元の世界生産台数は回復基調にあるものの、経済危機前の水準に戻っていないこともあり、10年度は工場の省エネ化を一段と推進し目標達成を図る。具体的には生産スケジュールにロット生産(一定数量単位での生産)を組み入れることで、塗装工程などでのエネルギー消費量を削減するといった取り組みを実施する。
生産設備の省エネ化でも空気圧を使うエアツールを電動化するなど待機電力の半減に取り組み、短期間で省エネを実現する。鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)や埼玉製作所(埼玉県狭山市)といった国内工場では、こうした現場レベルの省エネが進んでおりノウハウを海外に展開する。
同社の09年度の世界四輪車生産台数は前年度比7・5%減の330万4千台だった。過去最高だった07年度の395万5千台に比べ約8割の水準にあるため、台数変動に左右されない定常的なエネルギー使用の削減を加速する。
「台当たり」だから、生産台数が減ると不利なんですね。
ナットランナーをエアから電動に替えたら省エネになるのかな? 確かに工場エアは漏れがあるのでロスしている部分があるのかもしれないけど。