ホンダ、新車効果が切れた後はMTOCを絞り込み

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ホンダ、売れ筋に特別仕様など集中し計画販売を浸透|GAZOO.com

従来、日本国内のビジネスは新型車開発・生産で発生するコストの償却を輸出に頼りがちだった。ただ経済危機による輸出の大幅減により、ホンダの国内生産に占める輸出比率は2007年度の53・7%から25・5%に低下。単独の営業損益は08年度以降、赤字に転落した。これに対し、今後は国内販売が中心となって国内の開発・生産を支える事業モデルの構築を目指す。
 
商品構成の最適化に関しては、中長期施策の第一歩としてモデルごとのグレードやオプション、車体色の総数を半分以下に減らしていく。08年半ばから試験的に実施してきたが、販売効率の向上に向けて本格化する。「販社の声などを踏まえてモデルごとに判断する部分もあるが、売れ筋の仕様に集約し顧客が迷わずに済むラインアップを構築する」(同社幹部)考え。
 
一方、コアモデルには「フィット」「フリード」「インサイト」の主力小型車に加え、中型ミニバン「ステップワゴン」や軽自動車の「ライフ」「ゼスト」を位置付ける。派生車拡充の第一弾として、7月に「フリードスパイク」を発売。今秋には「フィット」のハイブリッド車(HV)を市場投入する。顧客のニーズが集中するコンパクトで低価格なクラスに派生車や特別仕様車を集中投入し、販売量を拡大する。
 
販売会社には月次計画のなかで集中販売車種を設定し、拡販活動を展開する“計画販売”に取り組んでもらう。これにより、コアの売れ筋商品や新型車だけでなく、新車効果が薄れた商品も安定的に販売することを目指す。

ボディーカラーなんかも、売れ行き悪いとイヤーチェンジで落とされたりしますから、好きなボディーカラーがある場合は、早めに買った方がいいかもしれませんね。