マツダ、新型車用の専用設備投資3~5割削減|GAZOO.com
同社は新設計思想に基づく次世代の商品展開を2011年から開始する計画。製品設計を標準化することで生産設備の汎用化率を高め、低コストでの生産を実現していく。11年投入の新型車に採用する基本構造を、同年以降に投入するすべての車種に採用していく方針だ。
次世代商品では、新型車用の専用投資をエンジンやトランスミッションといったパワートレーン系では、従来比5割以上削減する。その他の部品でも2~3割削減する見通し。専用設備投資を大幅に減らすことで、新車の開発から生産にかかる投資効率を高め、収益性の向上とコスト競争力の強化につなげる。工場への設備投資は、環境対応や従業員の負担軽減のための投資に重点化していく。環境対応では、塗装ラインのCO2排出削減やVOC(揮発性有機化合物)削減につなげるための設備投資を優先的に実施していく。
同社は、15年度の世界販売台数を09年度実績に比べ4割増の170万台に引き上げる計画。このうち国内生産は現状の生産能力の100万台としており、従来通り生産台数の7~8割を輸出する方針だ。
4割増える生産能力は中国・東南アジアの生産拠点なんでしょう。 国内の輸出比率の高さは変わらずですね。