管首相、国家戦略相時代に「現実離れの成長戦略」

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ガバナンス・国を動かす:第4部・つまずきの後に/3 現実離れの成長戦略 - 毎日jp(毎日新聞)

菅氏が初夢と言い出したのは原案に不満だったためだ。「違う、あと50兆足せ」。渋るスタッフを押し切って目標は「20年度でGDP650兆円」に引き上げられた。目標成長率もこれに連動して「3%」に変わった。
 
12月30日に閣議決定された新成長戦略の基本方針には、数値目標と同様に根拠のない自信が記されている。「100年に一度といわれる経済危機の中で、(中略)新政権の誕生は、国民のための経済の実現に向けて舵(かじ)を切る、100年に一度のチャンスである」(中略)
 
しかも、新成長戦略は「温室効果ガスを2020年に90年比で25%削減する」という国際公約との整合性を度外視している。(中略)
 
国家戦略室のスタッフですら「3%成長と25%削減が両立するわけがない」と断言する。「環境イノベーションはマイナス効果を縮小するだけ。それでも3%成長と言い張るのは国家的詐欺だ」
 
現実離れした派手な目標が設定された背景には、策定の動機がある。菅氏に近い議員は「民主党には成長戦略がないと散々言われてきたから、まずその批判にふたをしようと始まった」と証言する。

「政界きっての論客」とか言われますが、単に口喧嘩で負けないだけの政策オンチではないかという不安が拭えません。
違うことを祈りたいですね。