Continental社、EVおよびHEV向けの電動バキュームポンプを公開 - クルマ - Tech-On!
電動バキュームポンプは、エンジンの吸気負圧を利用した倍力装置を使うHEVやEVで、エンジンが停止した際や、エンジンがないために負圧を供給できない場合に作動させる。同社は、従来の倍力装置の機構を使いながら、低コストに回生協調機能を備えたブレーキを実現できるとみている。
電動バキュームポンプはベーンポンプ、ダイアフラムポンプなどが製品化されているが、同社のポンプはダイアフラムポンプ。ABSで使うモータをベースとし、水平対向式のピストン二つを往復運動させ、ダイアフラムにより負圧を発生させる。従来、アルミダイカスト合金を使ったものが2.5kgであったのに対し、開発品は1.9kgとなる。また、コストも下げられる予定。同社の電動バキュームポンプは耐久性が高いのも特徴で、環境温度90℃における連続運転の目標時間80時間をクリアした。量産は2011年を予定している。
EVモードで走行中のHV車は、吸気負圧が使えないですからね。 こういう部品のニーズは今後ますます高まるでしょう。