トヨタ、カローラ輸出停止を検討 国内生産はセントラル自動車に移管

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カローラの輸出停止を検討 トヨタ、円高対応で海外生産に移管  (産経新聞) - Yahoo!ニュース

トヨタ自動車が、主力車種「カローラ」の輸出を取り止め、海外生産に移す方向で検討を始めたことが14日、分かった。円高の進行などで採算が悪化しているためで、輸出分の海外移管に踏み切れば、国内生産は約12万台分減少する。
 
具体的なスケジュールは未定だが、移管先としては、来秋稼働予定の米ミシシッピ工場などが当面の有力候補になる。
 
まずは、今年4月に米GM(ゼネラル・モーターズ)との合弁工場が閉鎖された後、国内生産で対応していた分を海外に移す見込み。その後、海外工場の生産能力の増強や労働組合との調整を踏まえて順次、移管していく方向だ。
 
トヨタはカローラの国内生産を来年1月に稼働を始める子会社のセントラル自動車宮城工場(宮城県大衡(おおひら)村)に集約する方針を固めており、これに合わせ、輸出分の海外移管が浮上した。

リーマンショックの後も、国内工場の稼働率を維持するために、自動車メーカーは完成車輸出を続けてきました。 マツダみたいに海外工場が少なくて、輸出をやめたくてもやめられないところもありますけどね。

例外はホンダで、輸出は最盛期の3割以下まで落としました。 国内生産は落ちましたが、為替タフネスは現時点では一番ではないでしょうか。
トヨタがホンダと同じ割合で輸出を減らしたら、国内工場を2つ3つ閉じなければならないでしょう。 地元のみならず国内経済に与える影響が大きいので、急には変えられないですね。

それにしても、文字通り看板車種であったカローラの生産がトヨタ本体からなくなるというのは、結構ショッキングな出来事かもしれません。