Western Digital、3TBのCaviar Greenを出荷開始

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【PC Watch】 Western Digital、3TBのCaviar Greenを出荷開始

米Western Digitalは19日(現地時間)、3.5インチHDD「Caviar Green」の大容量モデルを出荷開始したと発表した。価格は容量2.5TBの「WD25EZRS」が189ドル、3TBの「WD30EZRS」が239ドル。
 
750GBプラッタを採用し大容量を実現した3.5インチHDD。機能面はCaviar Greenシリーズの特徴を継承する。キャッシュ容量は64MB。
 
512Bytesのセクターサイズ、2の32乗の論理ブロックの制限により、Windows XPなどの古いOSでは2.19TBの壁が存在する。Western Digitalでは、セクターサイズを4KBに拡大し、アプリケーション互換性を高めるため512BをエミュレートするAdvanced Format(AF)技術を採用し始めている。
 
一般的には、GPT(GUID Partition Table)と対応するストレージドライバを使用することで、2の64乗の論理ブロックアドレス指定が可能になり、2.19TBの壁が無くなる。GPTは Windows Vista/7、Mac OS X 10.5/10.6、Linuxなどがサポートする。ブートドライブにする場合は、GPTをブート時に扱えるUEFI、64bit版Windowsが必要になる。詳細は大容量ドライブに関するPDF資料に記載されている。
 
Western Digitalは、正しい容量で扱えるAHCI準拠のPCI Expressホストバスアダプタをバンドルする。これは、ストレージドライバやシステムソフトウェアが大容量ドライブを利用可能になるまでの短期間のソリューションとして提供される。

待望の、という形容がふさわしいHDDですね。 2TBのWD20EARSが既に8千円を切っていますから、239ドルというのはかなり割高ですが、1年後には半額になっているんじゃないかな?

FreeNASはGPTをサポートしていますから、当然ですが2.19TBの壁を超えることができます。