自転車レーン:6600キロ可能 主要道8割に設置容易 - 毎日jp(毎日新聞)
全国の都市部にある幹線道路3万キロ余のうち、車道の両端に歩道とは別に1.5メートル以上の余裕がある主要道約8100キロの8割強に当たる約6600キロで、自転車専用の通行帯「自転車レーン」を容易に設置できることが、国土交通省の研究者の試算で分かった。自転車と歩行者の事故が10年前の3.7倍に激増する中、両者の通行分離は急務だが、試算は、車道の両端に線を引くだけの自転車レーン設置により、主要道の大部分で両者の分離が可能なこ とを示している。(中略)
自転車道は柵などの工事が必要になるが、自転車レーンは車道左側に線を引くだけなど比較的安価で整備できる。ただし、道路の基準を定めた「道路構造令」に自転車レーンに関する規定がないため、事故が起きた場合に設置の根拠が問題になる懸念があるなどとして、自治体は設置に消極的な現状がある。警察庁によると、08年度末現在で自転車レーンは全国で178キロにとどまっている。
大脇主任研究官は「設置には課題もあるが、関係者や利用者で協議して実現できれば、自転車、歩行者、車の3者が今より安全に通行できる」と話している。
「自転車、歩行者、車の3者」って、この中には原付やバイクがすっぽり抜け落ちていますね。
既存の道路に自転車レーンを設ければ、路肩はほとんどなくなります。 速度の遅い原付はどうするんでしょうね?
仮に「原動機付き自転車」は自転車レーンを走行可能としても、かなりの速度差がありますので事故(それも原付やバイク側が加害者となる)が発生する可能性が高いです。
こういう問題にはJAMAやNMCAはきちんと声を上げてもらいたいですね。