民主党関係者 「外交と同じ『土下座国対』をやっている」

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クローズアップ2010:柳田法相を更迭 政権、求心力低下に拍車 野党へ譲歩重ね - 毎日jp(毎日新聞)

「野党と握れていないのに辞めさせた。全く戦略性がなく、外交と同じ『土下座国対』をやっている」
 
民主党関係者は22日、野党と水面下で「補正予算の早期成立」を合意することなく、法相辞任カードを切った政府・党執行部の対応を批判した。補正の重要性を強調すればするほどそれが弱みとなり、野党はそこに付け込んで予算案採決を人質に要求のハードルを上げる。漁船衝突事件を巡る「土下座外交」批判になぞらえ、野党への譲歩を重ねる国会対策の手詰まりを皮肉った発言だ。
 
こうした批判に対し、民主党の岡田克也幹事長は22日の記者会見で「今の国会は55年体制ではない。先々のことまで握って辞めさせるとか、そういう古い政治は我々はしない」と反論した。しかし、補正採決の引き延ばしを否定する公明党が早い段階から柳田氏の自発的辞任を促していたにもかかわらず、首相の決断は後手に回り、22日の参院予算委員会で「本人が自ら辞任を申し出た」と繰り返す首相の答弁が指導力不足を印象づけた。

菅内閣が発足したときも、民主党代表選で管が勝利したときも、マスコミは「ころころ首相を変えるべきではない」みたいなことを言って、菅内閣を支持しました。

官邸でドタバタ辞表、「何で俺が…」と柳田氏 (読売新聞) - Yahoo!ニュース

柳田法相が「国会軽視」ととられかねない発言をした当初、菅首相の危機感は薄かった。
 
「政権はそう簡単に追い込まれるものではない」
 
親しい関係者にはこう漏らしていたことからも、それがうかがえる。
 
こうした首相に対し、側近の1人は慌てて、「発言を字面だけで判断してはダメです。実際に映像を見て判断された方がいい」と述べ、柳田氏が地元・広島市の会合で、笑みを浮かべて「法相とはいいですね。二つ(国会答弁を)覚えておけばいいんですから」などと語るビデオを見るよう進言した。
 
テレビで繰り返し流される映像と世論の反応の厳しさに、首相も次第に事態の深刻さに気づき始めたようだ。

今の菅内閣および民主党の体たらくには、マスコミにも責任があるように思います。
首相がコロコロ替わるのが問題なんじゃないんです。 首相の器でない者を選び、その座に居座らせていることが問題なんですよ。

鳩山政権誕生から今まで見てきて、個々の民主党の政治家の資質に原因があるというよりも、民主党に政権担当能力がないことが原因なんでしょう。
これは法相が辞めようが、官房長官が辞めようが、ついには首相が替わろうが、一朝一夕には解決しないと思います。

衆院任期はあと3年弱ありますが、それまでこの状況を耐えなければならないのでしょうね。