「トヨタウェイ」と人間尊重

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「世界一」になんてならないほうがいい:日経ビジネスオンライン

―― 米国ではリコール問題の影響は尾を引いています。トヨタは、品質とブランドに対する消費者の信頼を取り戻し、再び競争力を取り戻せるのでしょうか。
 
時間がかかっても、トヨタは復活するでしょう。なぜならトヨタには、欧米メーカーにはないユニークな「企業文化」があるからです。
 
世界にはたくさんの自動車メーカーがありますが、私はトヨタの競争力の源泉は「トヨタウェイ」にあると思っています。人間尊重と継続的なカイゼンを中核価値に掲げる企業文化です。
 
トヨタは、継続的なカイゼン活動を実現する唯一のリソースは人材だと考えています。だからこそ、社員に多額の投資をする。人に投資すればするほど、社員からはたくさんの良いアイデアが生まれ、会社の様々な部分が良くなっていきます。

自分の記憶では、自動車メーカーで「~ウェイ」と言い出したのはホンダが最初だったと思います。 日産に続いて1982年に4輪車の現地生産を開始してましたから、アソシエイトにホンダのやり方を教える必要があったからでしょうね。

こういうのは多くて、「~DNA」とか「需要のあるところで生産する」とか、ホンダが言い出して一般に広まった言葉はいくつかあります。

ところで「トヨタウェイ」ってどんなものでしたっけ? と思って調べてみました。

トヨタウェイ 進化する最強の経営術

トヨタウェイ2001編集の経緯
 
連結経営が進みトヨタ自動車以外の社員が圧倒的な比率として増え、グローバル化の進展により文化も教育も違う国でビジネスをする中で、基本的にこの点だけは守っていきたいという指針を作る必要性が高まってきた。そこで現職の役員や海外事業体の現地トップに「トヨタウェイとは何か」とインタビューして、販売部門や生産現場などではどんなことがトヨタの特色なのかリストアップした。
 
1年ほどで23項目が挙がり、議論を経て「知恵と改善」「人間性尊重」が二本柱となった。ただこれだけでは括り過ぎて理解しにくいため、「知恵と改善」には「チャレンジ」「改善」「現地現物」を付加し、「人間性尊重」には「リスペクト」と「チームワーク」を付加した。これがトヨタのエッセンスである。

トヨタと人間性尊重って、相容れないものだと思うんですがね。

そもそも「人間尊重」が、本田宗一郎の頃からのホンダの経営理念であるのは有名な話です。 普遍的な価値ではありますが、やっぱりパクリというか二番煎じなのは否めません。
三現主義」さえパクるくらいですから驚きませんけどね。