FreeBSD で FreeNASの代わりに NASを作ってみるという記事を書きましたが、なぜかインストールが終って再起動するとルートファイルシステム(/)のマウントに失敗して先に進めませんでした。
もちろんそこから、手動でルートをマウントすればいいのですが、接続しているキーボードがUSB接続なので、ルートが落ちていると入力できないみたいです。
んで、FreeNAS 8 BETA をまた試してみたり、FreeNAS 0.7.2(7S-5711)を HDDに Full Install してみたりしたんですが、やっぱりポートマルチプライヤが使えないとイヤなので、再び FreeBSD 8.2-RC1 を入れてみました。
最初に入れたときは、リブートさせてもちゃんと起動したんですが、SATA HDD をポートマルチプライヤ経由に繋ぎ替えたら起動しなくなったのでした。 USB HDDのデバイス番号は da0 で変わらないんですけどねぇ。
今回は最初からその構成でインストールしたのですが、ちゃんと起動してくれました。 なんで???
そういや試行錯誤している最中に、D510MOの BIOS設定で SATAのモードを AHCI にしたような気がします。 いや、最初に 8.2-RC1を入れたときに変えたんだったか... もうグチャグチャで定かではありませんが、今は AHCI になっているハズです。
で、無事起動するようになったのはいいのですが、FreeNAS 0.7.2で使っていた SATA HDDをマウントさせなければなりません。
これらのHDDは ZFSではなく UFSフォーマットですが、GUIDパーティションテーブル(GPT)なのでした。
従来のMBRで管理しているHDDの場合は、/dev/ad0s1a みたいな感じですが、GPTの場合は /dev/ada0p1 みたいな感じになるみたいです(ada0になるのは、AHCI to CAMだからですが)。
/etc/fstab は以下のように記述しました。
# Device Mountpoint FStype Options Dump Pass#
/dev/da0s1a / ufs rw 1 1
/dev/da0s1d /usr ufs rw 2 2
/dev/da0s1e /var ufs rw 2 2
/dev/acd0 /cdrom cd9660 ro,noauto 0 0
/dev/ada0p1 /mnt/share0 ufs rw
/dev/ada1p1 /mnt/share1 ufs rw
/dev/ada2p1 /mnt/share2 ufs rw
/dev/ada3p1 /mnt/share3 ufs rw
/dev/ada4p1 /mnt/share4 ufs rw
その後、portsから samba35 を入れて、パスワードなしで読み書きできるように設定しました。 ファイル共有自体はこれでFreeNASと同じように使えるようになりました。
大は小を兼ねるといいますか、FreeNAS自体が FreeBSDのサブセットみたいなものなので、使えて当然なんですけどね。
FreeBSDのディストリビューションに、NAS用のを用意してくれてると助かるんだけどな。