ホンダ、埼玉製作所を「次世代工場」に刷新-ライン集約、環境配慮:日刊工業新聞
ホンダは2014年以降に埼玉製作所(埼玉県狭山市)の生産ラインを2本から1本に集約するとともに、環境などに配慮した「次世代工場」に刷新する方針だ。13年に同県内の寄居工場(同寄居町)を稼働するため。ライン集約後も県内2工場を合わせて年50万台規模の生産能力を維持する。
自動車メーカー各社の国内工場は老朽化や周辺の都市化進展などで刷新時期に差し掛かっている。ホンダは13年に年産能力5万―6万台規模で寄居工場を立ち上げる。段階的に工場を拡張する一方、狭山市にある既存工場の生産を縮小する。
環境に配慮し、生産効率の高い寄居新工場を稼働した後、「狭山(工場)も次世代工場に変わらせなくてはならない」(伊東孝紳社長)としており、「今後30―40年使える工場にしたい」(ホンダ幹部)という。
円高で輸出がこれだけ減っている状況で、狭山工場を維持する価値があるのだろうか? それとも中長期的には円安になると予想しているのかな?